お久しぶりです!戸田です!

随分久しぶりな感じがしますね!皆さんお元気ですか?

ここ最近悪天候が続きますね。台風13号が通り過ぎたと思ったら
すぐ台風14号が上陸したらしく、今は沖縄付近にいるとか....

その影響か今日は欠席者が3人もいました。
記述模試が迫っています。くれぐれも体調に気をつけてくださいね!
(毎回体調管理のことしか言ってないですが・・・笑)

<化学小話 第3話>
今回は、ブリキとトタンについてです。
これは、私たちの日常生活の中でも有用に活用されていて
目にする機会もあったかと思われる技術です!!

無機化学分野で出題されます。

まず、そもそもブリキとトタンとは何のことなのでしょうか?

「ブリキ」は鉄にスズをめっきしたもので
「トタン」は鉄に亜鉛をめっきしたものです!

※めっきとは、表面にコーティングする。見たいな感じです。
「ブリキ」は、マグカップ、缶詰、おもちゃとかに使われています。
「トタン」は屋根とかに使われています


さあ、鉄に金属をめっきしたものにはどのような特徴が見られるのでしょうか?
これを解く鍵は
イオン化傾向にあります。
イオン化傾向は当然皆さん全部覚えましたよね!?
これについても議論することが多少あり、難関大志望なら+αで覚えること、
六族系統分離で注意しておくものとかをいずれ紹介しようと考えていますが、
今回は長いので触れないでおきます。笑

結論から言うとイオン化傾向の強弱は以下のとおりになっています。

亜鉛(Zn)>鉄(Fe)>スズ(Sn)
イオン化傾向は、イオンになりやすい度合いのことで
イオン化傾向が高ければ高いほど水に溶けやすい。
つまり、雨に打たれると溶けていってしまうのです!

この考え方を利用したものがブリキとトタンです。


ブリキはスズがめっきされているので、雨に打たれたとしても
表面のスズはイオン化傾向が小さく、溶けづらいです。
そのため、めっき部分が傷ついてはがれない限り劣化しづらくなっています。
めっき部分がはがれてしまうと鉄のほうがイオン化傾向が高いので
優先して溶けていってまい、どんどん大事な部分の鉄が溶けてしまいます

なので缶詰の内側など傷がつきづらいものなどに活用されています。



トタンはブリキと逆で亜鉛のほうがイオン化傾向が高いので
雨に打たれると表面の亜鉛がどんどん溶けていってしまいます。
ですが、表面のめっき部分が傷ついてはがれてしまっても
亜鉛のほうがイオン化傾向が高いので、鉄より優先して溶けていってくれます。

そのため、傷がつきやすい屋根などに用いられています。

こんな感じで覚えてくれれば、ブリキとトタンについては完璧だと思います。
僕が覚えてた覚え方は、「会えんトタン」です。笑
(といっても語呂あわせとかは背景を知っていれば必要ないのですが・・)

ここは、こんな感じに雑でも覚えれるはず!

てなわけで!冒頭でも述べましたが、台風が来て鬱陶しいですが

8/26(日)第2回記述模試まであともう少し!!
気合入れて頑張ってください!!!!それではまたお会いしましょう〜

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